last   next  

happy hacking keyboard

参考文献

鍵盤配列にも大いなる関心を
PFU Technical Review 1992年2月 pp.1-15.

http://www.pfu.co.jp/hhkeyboard/pfutechreview/index.html

個人用小型キーボード
1995年度WIDEプロジェクト研究報告書

続キーボード談義 個人用小型キーボードへの長い道
bit 1997年5月 pp.4-12.

ことの起こり

1991年にPFUの二宮社長から, PFU Technical Reviewに招待論文を書いて欲しいと電話があった.

それでキーボードの配列が猫の目のように変るのは, ユーザ無視である.
多くのキーボードの配列の例をあげた後,
その対策としては持ち運び可能なマイキーボードを作ることだと書いて,
小型キーボードのデザインを示した.

UNIXユーザとしては ISO646IRV C0制御文字集合(要するにASCIIコード),
Metaを使ってのC1ISO Latin 1 が送出出来ればよい.
小型にするため, カーソールキーなど余分なものは一切排除する.
(ついに刻印まで排除したと紹介した記事もある)

こうしてAlphaキーボードと称するものを設計した.

その後, Type3の方がよさそうということで, Alephキーボードを設計した

1995年4月にPFUの新海専務が富士通研究所に来られ, 私の常任顧問室で雑談しているうちに,
Technical Reviewの原稿の話になった.

新海専務はPFUに帰社し, PFUの研究所の人と, キーボードの相談をされ,
私も呼んで検討することになった. HHKBの配列が決る.

PFUの八幡さんがプロトタイプを試作することになり, 1995年10月頃にプロトタイプが出来た.

11月にそれを受け取り, しばらく持ち歩いて, 周囲の反応を見た.
触ってみたり使ってみたりした人は, これが欲しいという意見だった.

その結果, PFUでは製品化が始まり, 1996年12月20日に1号機を頂いた.
その翌日はWIDEプロジェクトの研究会の日で, みんなに見せることが出来た.

名前について

> そのうちに, 和田キーボードというのが作られる計画てはずに
> なっているそうなので、期待しましょう.
> (余計なテンキーやPFキーを除いた、ハッカー向きのキー並びに
> なっているとか)

「こんどのFK800のキーボードはいいぜぇ」なんていう会話になるかも. 

「キー坊」というのはいけませんか. 
日本名でもいいかなぁ。海外に出す時に名前をかえますか。

1. Minkey		新海専務案
2. HappyHack keyboard	和田先生案
3. HH keyboard
4. Aleph keyboard	和田先生案
5. 和田キーボード	そのまま
6. UNIfit keyboard	UNIX に fit した keyboardという意味 (八幡案)
7. SS keyboard		Save Space keyboard (八幡案)

2004年10月 2004年度グッドデザイン賞受賞