IIJ技術研究所とは

IIJ技術研究所は、次世代インターネットの新しい基盤技術を日本から創出することを目的として、新技術の研究開発を通じてIIJグループと社会に貢献するために設立されました。

活動理念とミッション

インターネットは情報通信の基盤技術として急速に普及し、今やわたしたちの日常生活に欠かせない重要なコミュニケーションメディアとなっています。しかし、インターネットは未だ発展途上にあり、誰もが簡単に安心して利用できるインフラになるには、さらなる技術革新が不可欠です。

IIJ技術研究所はIIJグループの一員として、インターネット技術の新たな可能性の追求を行ってまいりますとともに、インターネットコミュニティへの積極的な参加・寄与を通じて新たなインターネット技術の普及・啓蒙にも取り組んでまいります。

これらの実現のために3つのミッションを実践してまいります。
  • イノベーション: 次世代のインターネットのための新技術開発とサービス創出
  • コラボレーション:IIJグループ各社ならびにインターネットコミュニティとの技術連携
  • アウトリーチ:インターネットを支えるための情報共有、広報・啓蒙活動、人材育成

研究活動方針

インターネットの発展は、情報の流通の範囲と規模、ならびに、人間のコミュニケーションのあり方を大きく変えてきました。未来のインターネットは、誰もがいつでもどこででも接続可能で、あらゆる情報に安全かつ正当にアクセス可能でなければなりません。さらに、情報を取り扱うために必要となる計算資源が適切にかつ自動的に割り当てられ利用可能となる必要があると考えます。これらを実現するために、インターネットとクラウドが融合し、インフラ全体を 1 つのコンピュータシステムとしてシームレスに活用可能にするための分散クラウド環境の実現を目指します。

IIJ技術研究所は、このような未来のインターネットの実現に必要となる技術の研究開発活動を推進しています。インターネット技術やクラウド技術、およびそれに付随する各テーマでの研究開発活動を実施すると共に、分散クラウド環境の実現に向けては、データセンター、オンプレミス、エッジなどに分散配置されたクラウドリソースを動的に最適割り当て配置し、かつ、ユーザの利用や移動に追随させながらクラウドの構成とリソースの配置を自動的に変化させる、「クラウドモーフィング(Cloud Morphing)」というビジョンのもとで研究開発を統合的に進め、将来のIIJ グループのコアコンピタンスとなる技術を蓄積し、広く社会に貢献していくつもりです。

技術研究所の研究活動は、グローバルなオープンコラボレーションを基本にしています。大学や学会などの研究活動にも積極的に参加し、国際的な産官学の連係を進めています。 同時に、IIJの研究所という強みを活かした研究活動を奨励しています。研究成果は積極的に公開し共有することとし、論文、口頭発表、書籍執筆、ソフトウェア設計実装、標準化・学会・委員会・教育活動など多様な形態の成果を評価し、研究の創造価値と社会へのインパクトを重視しています。

IIJ技術研究所では次に示す3つの軸から研究開発に取り組んでいます。

インターネットを変革する
次世代のインターネットのための技術開発とサービス創出
インターネットを探る
複雑なインターネットを理解するためのデータ収集・解析・情報共有
インターネットを支える
インターネットの堅牢化、運用支援、連携・標準化活動

Innovating Exploring Underpinning

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